Logo
日本話題速報プレミアム|最新ニュース・SNS・トレンド情報
kyoto-citybase

「昔はまずい」は過去の話?現代風に進化した絶品ケーキの秘密

山口 達也 (Tatsuya Yamaguchi)Verified Writer
TikTok@trending_japan
0:39
「昔はまずい」は過去の話?現代風に進化した絶品ケーキの秘密
▶ TikTok動画を再生(HD)
❤️ 2,759💬 664👁️ 21,559
TikTokで見る

昔 の バター クリーム ケーキと聞いて、胸を躍らせる世代もいれば、思わず眉をひそめる世代もいるかもしれない。かつて日本の昭和時代における製菓業では、高度経済成長期の熱気とともにケーキの需要が急増した。しかし、冷蔵インフラや配送網が未発達だった当時は、常温保存を優先せざるを得ず、風味が犠牲にされていた側面が否めない。 📖 【あわせて読みたい】 ニチハの塗り壁風で理想の外壁!ジョリパット比較と後悔しない選び方

当時の記憶から「重くてくどい」というネガティブな先入観を持たれがちな昔 の バター クリーム ケーキだが、現在そのイメージは180度覆りつつある。安価な代替油脂やショートニングを多用した昔のレシピとは一線を画し、現代のパティシエたちが極限まで高めた技術と最高級素材を惜しみなく投入した昭和レトロスイーツとして、空前の再ブレイクを果たしているのだ。

「昔のバタークリームケーキはまずい」は過去の話?現代風に進化した絶品スイーツの秘密

「バタークリームのケーキ=油っぽくて美味しくない」という古い思い込みは、現代の洋菓子界においては過去の遺物となった。かつて粗悪な加工油脂や日持ちさせるための添加物が原因で敬遠された味わいは、今や厳選された発酵バターと最新の乳化技術によって、繊細で奥深い極上スイーツへと変貌を遂げている。

現代の職人が手がけるバタークリームケーキは、空気の含ませ方(オーバーラン)を極限まで計算し尽くしている。口に入れた瞬間にフワッと解け、上質なミルクのコクと芳醇な香りの余韻だけを残して消えていく。昭和のイメージを抱いたまま一口味わえば、そのあまりのギャップに驚きを隠せないはずだ。

昭和時代における発祥の歴史と製菓業の試練

日本における洋菓子の歴史を紐解くと、戦後から高度経済成長期にかけての洋菓子文化の普及は、試行錯誤の連続だった。当時、家庭用冷蔵庫の普及率はまだ低く、生クリームを使ったケーキの配送や店頭管理は極めて難しかった。そこで製菓業の現場が選択したのが、常温でもある程度の保存が効くバタークリームだった。

しかし、本物の純バターは当時非常に高価であり、入手も困難だった。結果として多くの現場では、コストを抑えるためにショートニングや植物性油脂を混ぜ合わせたクリームが代用された。日本洋菓子協会連合会の歴史資料や当時の記録を辿っても、この時代の技術的制約と物流の壁が、人々に「重くてしつこい」という強い記憶を植え付ける要因となったことが分かっている。

カール・ユーハイムと株式会社不二家が刻んだ日本の洋菓子史

日本の洋菓子文化の発展において、パイオニアたちの果たした役割は極めて大きい。大正から昭和初期にかけて本場のドイツ菓子を日本に持ち込んだカール・ユーハイムの情熱は、妥協のない本物の素材選びと確かな技術の礎を築いた。彼が残した真摯な菓子作りの精神は、のちの日本の職人たちに受け継がれている。

一方で、洋菓子を広く一般家庭の食卓へと届け、クリスマスのケーキ文化を根付かせた株式会社不二家の功績も特筆すべきものだ。戦後の物資不足の時代から、子供たちに夢を与えるお菓子を提供し続けた同社の歴史は、日本の西洋菓子普及の歩みそのものと言える。物流や保存技術が未熟だった時代を超え、彼らがつないだ洋菓子への情熱が、現在の洗練された製菓技術の土台となっている。 📖 【あわせて読みたい】 伝説の刑事ドラマ『はみだし刑事情熱系』舘ひろし魂の演技と配信情報

「グレーテルのかまど」やNHKプラスで注目を集める昭和レトロスイーツ

近年のノスタルジーブームは、昭和を知らない若い層にも確実に広がっている。NHKの人気スイーツ教養番組『グレーテルのかまど』でバタークリームケーキの特集が放送されると、SNS上では「見た目が華やかで美しい」「昔のイメージと全然違う」と大きな話題を呼んだ。

見逃し配信サービスのNHKプラスなどを通じて番組を視聴した若年層が、レトロで愛らしいビジュアルを投稿・拡散。単なる懐古趣味にとどまらない、新鮮で洗練された「映えるスイーツ」としての価値が再評価された。薔薇の花を模した精巧なデコレーションや、クラシカルな色合いのクリームは、現代のSNS時代においても力強い存在感を放っている。

極上の味わいを生み出す「カルピスバター」と最新製法

現代の進化系バタークリームケーキの質の高さを支えている最大の秘密は、原料となるバターの劇的な進化にある。中でもトップパティシエたちが絶大な信頼を寄せるのが「カルピスバター」だ。カルピスを作る工程で生じる貴重な乳脂肪分から生まれるこのバターは、澄み切った白色と、驚くほど爽やかで上品なコクが際立っている。

これにアングレーズソースやイタリアンメレンゲを丁寧に合わせることで、羽のように軽やかで味わい深いクリームが仕上がる。温度管理を徹底した最新製法で作られたクリームは、口の中でスッと消え、重さを感じさせない。素材のポテンシャルと職人の技が融合した結果である。

2026年最新!全国から厳選したお取り寄せ人気店情報

2026年現在、オンラインショップの普及により、全国の有名店が誇る至高のバタークリームケーキを自宅で手軽に楽しめるようになった。老舗洋菓子店が伝統を再解釈して生み出した逸品から、新進気鋭のシェフが仕掛けるモダンなアソートまで、その選択肢は多岐にわたる。

中でも人気を集めているのは、高級発酵バターのコクを活かしたレーズンサンド風ケーキや、ピスタチオやフランボワーズといった現代的なフレーバーと融合させた新作だ。物流と急速冷凍技術の向上により、届いたケーキを解凍するだけで、作り立ての香りと口どけが蘇る。記念日の贈り物はもちろん、自分へのご褒美スイーツとしても高い人気を博している。 📖 【あわせて読みたい】 柿のシャキシャキ感が最長1ヶ月!プロが教える究極の保存方法

Photo Gallery

昔 の バター クリーム ケーキ
昔 の バター クリーム ケーキ
昔 の バター クリーム ケーキ

Related Stories